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元赤軍派議長・塩見孝也に対する絶縁状

塩見孝也
今回のタイに於ける田中被告・児玉氏の支援については、参加してくれたみなさんのおかげで、二人もおおいに激励され、また裁判そのものもようやく、明るい見通しができた。それはいいことなのだが、残念なことも起きた。よって、わし及び、電脳キツネ目組は、元赤軍派議長、塩見孝也に対し、ここに絶縁を宣言する。
周知の通り、田中被告は先頃、裁判闘争の成果として、親友である児玉章吾氏とともにチョンブリの刑務所に収容されている。
しかし、二人は、刑務所当局、とその背後にいるタイ警察、アメリカ財務省シークレットサービスによって相互に隔離されている。
会えないだけではない。田中被告に対しては「児玉はオマエの命を狙っている」、児玉氏に対しては「田中はオマエを殺そうとしている」という「情報」が吹き込まれている。つまり、両者を別々にした上で、互いに不信感をかき立て分断しようという陰謀である。 このような下手な工作によって成果を得られるというのは、いかにアメリカssとその手先がアホかということであるが、しかし隔絶された状況での情報操作というのは思いがけない圧力となって当人たちの心をかき乱す。この種の攻撃は軽視してはならない。
粉砕するには、簡単な話で、お二人を会わせればよい。それはわしらが面会に行くとき、二人同時に面会を申請すればよいのだ。「兄」「弟」と呼び合う二人はが会えばこのようなでたらめが一瞬で氷解してしまう。われわれはそのようにする計画を練ってタイに行った。
ところが、事前に、その方針を伝えてあった塩見が、なんと当日、われわれの先回りをして、田中被告に対してのみ、自分の名前で面会を申請していたのであった。「面会は一日1回」という規則によって、これが認められてしまうと、翌日、決定的な証言をしようという児玉氏と、その児玉氏に申し訳ない気持ちでいっぱいの田中被告が互いに顔をみて、相互の信頼を確かめ合う、かけがえのない機会が失われるわけである。
わしは、成田空港でよびもまねきもしないのにタイにこようとしている塩見に会ったとき、しょうがないから以上のような事情をきちんと説明して、「面会にいくときは【電脳キツネ目組】と同時にすること」を申し入れ、塩見も了解したふりをしていたのだ。(なんでわしらが、この男を呼びも招きもしなかったかは、あとでわかる)。
にもかかわらず、当日、あと10分、我々のチョンブリ刑務所到着が遅れたら、まんまと塩見の単独行動によって、この得難い機会を失うところであった。
これは、児玉氏を呼び出さず、自分だけ呼び出されて田中被告が塩見に対して怒ったため時間がかかったのと、我々の方が「なんであいつが先にきてしまっているのだ」とすぐ、面会状況を確かめるなどの敏速な行動で辛くも阻止できたのだが、実に危ないところであった。
結果として、田中、児玉両氏は面会場で会えて互いに闘う決意になんら変わりのないことを確認し、また法廷ではさきに報告にあったような成果がえられたのはいうまでもない。
両氏に対して、今回、塩見孝也は敵側に荷担する行動をとったことはもはや、これまでさまざまな行動を黙認してきたわしもガマンがでけん。これをきっかけに、同人のタイに於ける行動情報を総合してみたところ、田中救援、児玉氏救援で動いているとは思えない、いわば「セクト」的行動でもある。
で、何より、自分の過去の経歴のために、無関係の児玉さんとご一家に迷惑をかけて申し訳ないと心から思っている獄中の田中被告が、この塩見の行動を迷惑におもっており、わしらに田中氏からわび状が届いた。
が、これは、なにも田中被告がわしに謝るようなことではない。塩見がなんらかの思惑で行った「田中・児玉救援統一戦線」へのに対する破壊活動である。
すでに、わしがかかわる前から、児玉氏のことは一顧だにしていなかった塩見のこの行動の動機は見当がついているが、それは今は置く。
しかし、さらに今回塩見は、わしが黙っているのをええことに、世界各地から参加した電脳キツネ目組のメンバーに対しても誰彼かまわず「北朝鮮に行かないか」などという理不尽なリクルート行動をとった。
もっとも初めて参加した方々も、異様に思ったようで誰も相手にしなかった。わしが「あいつは主体思想のチンドン屋やなあ」というたら「宮崎さん、そんなんゆうたらあきまへん。チンドン屋に失礼でっせ」というておった。これは塩見ごときにたぶらかされない参加者の質の高さを表しておる。「あの人、アホちゃいますのん?」と言われたので「いえ、アホちゃいます。ドアホです」、ゆうといたけどな。
実は、塩見のおかげで迷惑をこうむったことはこれだけやない。
この春、支援者の代表として、わしらのカンパを集めてタイに行きながら、滞在予定を大幅にすぎても帰国せずずっとホテルにタイ人女性を連れ込んでいたことを実は知っていたのであるが、まあ、「アホやけど、本人の恥でもあるし」とこれまで、黙っていたのだ。が、このことを知った現地の支援者や、日本から行ったメンバーは絶句してしもたのである。現地で、それこそかけがえのない活躍をしてくれている女性たちも深刻なショックを受けて、わしも困り果てたんや。本人の品性には目をつぶったとしても、支援妨害行為、というべき行動であった。
おまけに裁判当日は居眠りをして、「報告を電子メールで送れ」みたいなこというてバカにされておった。居眠りしとったんは市橋領事ぐらいのもんやから、これもひんしゅくをこうとったんや。
まあ、あほらしいこと書いたらきりないからこのへんにしとく。
そもそも、塩見は「朝鮮労働党の唯一の指導思想」、金日成製造印の「主体(チュチェ)思想」をいまどき、日本でもとなえてる骨董品みたいなおっさんにすぎないのであるが、しかし、思想、というようなものは他人に押しつけたり、宣伝したりするようなもんやない、とわしは思う。思想をもってオルグする、ちゅうようなことは「ワシはオマエより賢いからわしの言うことを聞け」ということと一緒や。傲慢きわまる真のアホでなければでけんことである。
わしは、そんな「イデオロギー」とか「思想」などというおぞましいものとは無縁であるが、念のためにいうておくと、「自分の思想に従え」などという傲慢な行動というものこそが、間違っているちうのは、すでに60年、70年の学生運動を体験したものの、数少ない、貴重な「総括」であったはずではないのか。
また100歩譲って、もし「主体思想」なりなんなりがあるとしても「革命思想」というからには、自らが置かれた国において「革命」的な行動を権力に対して身をもって示し、行動しつづけるべきであろう。
が、実際に塩見のやっていることは自民党の野中や中山といった連中にすり寄ってるだけである。
このようなおっさんから、とうてい「主体」も「思想」もにじみでてくるもんやない。
まあ、そんなことは最初からわかっておったのだが、裁判闘争そのものが多くのひとびとの努力によって、従来の検察・警察有利の状況が一変しお二人にとって有利な状況になりつつあるときに、にわかに不可解な行動を積極的に取り始めた塩見の存在を、これ以上看過することは、さすがにわしもできない。
すでに、電脳キツネ目組組員からは、以前から文句も批判もでていたが、ことここに至っては、わしも絶縁を宣言する。
以後、塩見孝也は一切、当方とは無縁であり、彼がなんといおうと田中義三支援者であることも認めない。
文句があるならいつでもいうてこいや。公開論争に応じる。ネタはいっぱいある。
なお、「絶縁状」というのは、正しい業界用語であり、普通一般名詞などではないから、そのつもりで。
12月20日 宮崎 学
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