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『山口組 百年の血風録』

宮崎学である。

 ワシも寄稿させてもらった『山口組 百年の血風録』(徳間書店)が出版されている。

山口組 百年の血風録

 徳間書店は『山口組三代目 田岡一雄自伝』を出版した際に、故田岡氏から写真をたくさんもらっているそうで、血風録では秘蔵写真が多数掲載されているのも興味深い。

山口組三代目 田岡一雄自伝

 芸能界や実業界でも田岡氏を慕う者は多く、本物の「親分」であったことがうかがえる。

 編集者によれば、田岡氏が通ったトンカツ屋などでの一般人とのショットや親分衆の刺青などの写真も掲載したかったが、断念したとのことである。

 トンカツ屋には当時の編集者も田岡氏と通ったといい、写真は田岡氏と地元の関係や田岡氏の人柄がよくうかがえるものである。

 ちなみに、田岡氏が多忙の際には側近の故山本健一氏(山健組組長)が編集者を食事に誘ってくれることもあったが、そこは高級店ばかりで、「田岡氏のなじみの店のほうがうまかった」とも。

 いい時代であったなあ。

 本書で猪野健治氏も指摘しておられるが、幕末から存在するヤクザ組織も、実は珍しくはない。

 大正時代に生まれた山口組は、むしろ新しい方なのだが、日本最大の組織に育てた田岡氏の存在感は今さら述べるまでもない。

 それも含めて、本書は改めて「日本のヤクザ」について論じるきっかけとなる労作である。東日本大震災や阪神淡路大震災での支援などについても書かれている。

 暴力団排除だクソだと言っている人こそ、ちゃんと読みなさい。

2015年3月17日 宮崎学

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