宮崎学である。
例の「政府高官」が漆間であることが報道されて、いろいろ興味深い情報が来ている。以前から聞いていた話も含めて、いくつか記しておく。
ちなみに、ある謀略マニアは「今回の発言といい、漆間は官邸を内側から崩壊させているのではないか。ひょっとして、漆間は潜入したサヨクなのかもしれない」と言ってきた。ワシは「さすがにそれは違うだろう」と答えておいたが、なんとなくそんな気もしないではなくなってきた。
まず、漆間の一家は父も兄も警察官であるという。ふと「親の因果が子に報い……」というフレーズが頭をよぎったが、それはさておき。
漆間の兄・英治は早大政経を卒業して警察庁に入り(弟は東大だが)、警視庁捜査二課長や広島県警本部長を歴任した後、綜合警備保障に天下り、代表取締役社長に就任している。
話は、これからである。
安倍政権政権において、安倍が唯一首相らしいことをできたのは洞爺湖サミットであった。最近のサミットは利権でしかないのだが、わかりやすいことに、ここの警備で大儲けしたと綜合警備保障側も認めている。
ALSOK IR情報 <社長ご挨拶>
一方、サミットで使われたホテルは警備がしづらいうえ、バブル崩壊で倒産した悪名高いものであった。そして、倒産後は02年に警備会社のセコムが買い取っている。
当時外相だった麻生太郎は、サミットでこのホテルを使うことについて「バブルの象徴のようなホテルはいかがなものか」と言って、安倍を説得しようとしたが、安倍の決意は固かったと当時の報道にある。
少しは話が見えてきたか。
セコムが所有するホテルの警備には綜合警備保障も参入したことであろう。ここでどういうカネの流れがあったのか。入札はあったのか。もしかして随意契約ではないのか。このへんを国政調査権で調査すれば、わかることがいくつもあるかと思う。
さて、もう一つ。安倍が去って、麻生が首相になって漆間は官邸に入ったわけだが、麻生が浮きまくっているのは漆間のせいではないかと考える。
官房長官以下、首相の側近たちは、日々麻生にいろいろな情報を報告する。昨今の経済危機やそれが引き起こすプレカリアート問題は富裕層出身の麻生だけではなく、利権まみれの漆間にだってわかるわけはないのである。もちろん麻生の知的水準が根本的にどもならんところはあるが、それとともにブレーンがひどすぎるのだ。
普通は、官房副長官ともなれば、首相の暴走をいさめたり、ツライ時は励ましたり、国民の現状などを伝えたりするものだが、漆間にそれはムリなのだ。公設秘書逮捕にも関わらず、民主党の小沢代表の支持率に麻生が勝てないのも、そのあたりに理由がある。
そもそも官邸の中に警察官僚が入るというのは、無理な話なのではないか。
警察庁出身の官房副長官は川島廣守以来32年ぶりであるという。この川島がどんなヤツかは知らんのだが、「もう警察は官邸に入れんとこう」と思わせる何かがあったのかも知れんな。そこへ来て漆間の官邸入りというのは、これまた裏がありそうである。
実は、ワシは国政調査権について詳しく知らない。国政調査権で漆間の頭の中をMRIやCTスキャン、PETでのぞけるのかどうか、詳しい人は教えていただけないだろうか。
しかし、毎日このようにいろいろなことがあって、集会の準備やらホームページの原稿やら、忙しいことである。いくつか原稿の締切もあるのに、全然進まない。
編集者諸氏は胃が痛いことと思うが、「ま、いいか」と思うことにしている。
すまぬ。これが警察の陰謀というものなのだよ。
2009年3月9日 宮崎学
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コメント:1
- ししろう 09-03-11 (水) 18:12
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漆間といえば、警察庁長官時代に浅野知事を「言語道断」と非難した勇姿の持ち主。あとで仏教用語だと意味不明の弁解をしてくれた御仁。撹乱戦法で警察の裏金疑惑を国民の目からそらすのに一役かった。
さて今回は、何のための猿芝居だったのか。
思えば、かんぽのずさんな実態が明らかになり、郵政民営化が改めて国民の関心事になったところだった。
西松建設問題で吹っ飛んでしまった。「記憶にない」など、この問題を長引かせようとしている、相当な策士かもしれない。
15日は久しぶりに宮崎さんの話が聞ける。
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