- 2003-05-29 (木) 15:25
- 本音のコラム
本音のコラム(13回目)5月29日付
5月23日、「個人情報保護法」が参議院を賛成多数で通過し成立した。
この法のイカガワシさは、これまで何度も指摘してきたので、ここではあえて触れない。
問題はこうした法案がかくも簡単に成立してゆく構造である。もともと絶対多数の連立与党がそこにある以上、国会の場における攻防の帰趨はハナから明らかである。
国会での法案成立の可否は、もっぱら与党の意志によるところであって、野党やまして反対運動の意志など実に非力なものなのである。
さらに醜悪な事態はこうした国会の状況を受けて反対する側、つまり野党側が次の選挙で多数派になれば解決できるとする論理にある。
何故なら、野党が次の選挙で与党に仮になったとしよう。その時与党となった政党が、今回提出されたイカガワシい数々の法案と同質のものを持ち出さないという保証はない。
こうした絶望は、この国の政治が官僚によって行われていて、政治家はピエロとして国会という舞台で監督たる官僚の書く台本の役割を演じ、そのギャラとして何がしかの利権を与えられるという構造が原因である。
残念ながらこの構造こそが明治維新以降連綿と継承されている我が国の姿ではないだろうか。
個人情報保護法が成立した今、官僚は「汗をかいた」与党政治家にどのようなギャラを払うのか、このチェックが反対の意思を表明した者の責務と思う。
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