- 2003-04-03 (木) 14:59
- 本音のコラム
本音のコラム(5回目)4月3日付
米国のイラク侵攻がドロ沼の様相を呈している。戦争をバーチャルに捉える米国の、ネオコン派の戦争観の破綻がそこに見える。
ところで、一つの可能性をこの戦争について考えてみたい。日本がこの米英の暴虐に反対する姿勢を鮮明にしたとしたら、この戦争は止めることが出来たのではないかという可能性である。
欧州において仏・独が反対し、アジアにおいて日本が反対したとしたら、この戦争は止まっていたと考えるのが合理的である。しかし日本政府は戦争を支持した。
問題はここにある。残念ながら戦争を支持する政治家を首相に選択した国民の誤りがその根底にある。2001年、当時の自民党森派の会長であった小泉を日の丸の小旗を打ち振り歓呼の声で迎えたわが国民は、この政治家の持つ好戦性と、恐慌的不況の継続と推進という本性を見抜けなかった。明らかに国民の側が誤ったのだ。
ところで国民の意思は、時によっては誤ることもある。最近の反戦デモに対して小泉が言ったことはそれはそれで正しい。しかし、その際問われるのは、なぜ国民が誤った選択をしたかの総括が出来るかどうかである。それが民度が高いか低いかのメルクマールとなる。
小泉の弁を借りれば、彼を選択した世論なり国民がそもそも誤っていたのである。
その国の指導者は、その国民の民度を示す鏡である。だとしたらわが民度は、あまりにもお粗末過ぎはしないだろうか。
コメント:1
- 宮崎節子 10-10-25 (月) 18:48
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宮崎学さま
毎回、ものすごい迫力で戦争について書かれているコラムを顔の上げられない思いで読ませていただきました。戦争について、こんなに真摯に全力で書かれている文章は、少なくともイラク戦争については初めてです。読ませていただき深く感謝いたしております。
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