- 2003-03-20 (木) 14:54
- 本音のコラム
本音のコラム(3回目)3月20日付
アルコール依存症(俗に言うアル中)のことをALCOHOLISMという。イズム、つまり主義とは「中毒」ということである。宣戦布告を行うブッシュの演説を見て、ふとアメリカは何時頃から戦争主義、戦争中毒に回帰したのかということを考えてみた。
1975年、ヴェトナム戦争が終わった後の約10年の間で、戦争に対するアメリカ人の意識は大きく変化した。この時期にはヴェトナム戦争をテーマとしたハリウッド映画が次から次へと制作された。プラトーン、地獄の黙示録、フォレスト・ガンプ等々である。
そしてこの時期に作られた映画は、それまでのものとは同じ戦争映画とはいえ趣を異にしていた。戦争の否定という情感をベースにしているところが実に新鮮に映ったものであった。明らかに戦争依存症を克服しようとする文化が息づいていた。新しいアメリカの可能性を示すものであった。しかし、ここに来てのアメリカは、そのヴェトナム戦争への反省などというものではない。 3月11日にラムズフェルドが示した新型爆弾MOABのお披露目などに至ってはアメリカの病理が広島・長崎以前の水準にまで進行していることを示している。
こうした結果、ブッシュが最後にメッセージしたのは「神のご加護を」という言葉であった。
神の名において人を殺め、人を支配する。戦争中毒ブッシュにとって神とは実に都合の良いものらしい。
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